FcZero logo for Proteintech's Fc Silenced Recombinant Monoclonal Antibodies for Flow Cytometry

バックグラウンドはゼロ、データはクリアに。
― Fc受容体と結合しないフローサイトメトリー抗体

「FcZero™(エフシーゼロ)」は、抗体改変技術から生まれた新世代のリコンビナント抗体です。プロテインテックが独自に開発・採用した「FcZero™ IgG骨格(定常領域)」では、Fc受容体(FcR)結合領域に変異を導入することで、FcRと結合しない特性を実現しています。このFcZero™抗体を使用することで、フローサイトメトリー(FC)解析におけるFcR由来の擬陽性を防ぎ、非常に低いバックグラウンドのデータを得ることができます。

リコンビナント抗体

Fc受容体(FcR)との結合はゼロへ

FcRへの非特異的結合を完全に排除し、FcRブロッキング工程を省略できます。シンプルな操作で、より正確なフローサイトメトリー解析データを取得できます。

部位特異的な蛍光色素標識

独自のAccuBright™技術による、均一かつ部位特異的な化学標識法を採用しています。この技術により、標識度(DOL)を正確に制御するとともに、蛍光色素が抗原結合部位に干渉しないようあらかじめ設計されています。その結果、安定した高い蛍光強度を発揮します。

1種類のアイソタイプで提供

ウサギ由来の定常領域を改変した「FcZero™ IgG骨格」を採用しています。すべて同一のアイソタイプで統一されているため、動物種の異なる多数のアイソタイプコントロールを、個別に購入する必要がありません。

『Uni-rAb™(ユニ・ラブ)』ファミリー

『Uni-rAb™(ユニ・ラブ)』は、プロテインテック独自のABCE™プラットフォーム(Antigen-Specific B-Cell Cloning & Engineering)により開発されたリコンビナント抗体シリーズです。十分なスクリーニングと検証試験を経て、高い特異性と親和性が裏付けられた抗体の可変領域が「FcZero™ IgG骨格」に融合されています。

Comparison between conventional monoclonal antibodies for flow and recombinant antibodies for flow cytometry.
FcZero logo for Proteintech's Fc Silenced Recombinant Monoclonal Antibodies for Flow Cytometry

従来のフローサイトメトリー用抗体は、解析対象サンプル中のFc受容体(FcR)を発現する細胞に非特異的に結合することがあり、バックグラウンドシグナルの一因となっていました。FcZero™抗体は、FcR結合領域に変異を導入した「FcZero™ IgG骨格」を採用することで、Fc受容体への結合を根本的に排除しています。その結果、従来の抗体とFcRブロッキング剤を併用した場合に比べ、よりクリアで正確なデータを得ることができます(左図)。

『AccuBright™』標識技術を搭載

FcZero™抗体には、蛍光色素の標識位置を正確に制御できる『AccuBright™(アキュブライト)』部位特異的標識技術が採用されています。この技術により、蛍光色素が抗体の抗原結合部位に干渉することをあらかじめ防ぐことができます。さらに、従来のランダムな化学的標識法とは異なり、各抗体に結合する蛍光色素の数(標識度:DOL、Degree of Labeling)を正確に制御できるため、ロット間でのシグナル強度のばらつきを抑え、常に安定した再現性の高い結果が得られます。その結果、異なる蛍光色素(例:CoraLite® Plus 488、PE)で標識した場合でも均一で安定した蛍光強度を示し、再現性の高いフローサイトメトリーデータが得られます(右図)。

Gold standard clones with FCZero

FcZero™抗体に再構築した、厳選された「伝統的クローン」を利用可能

フローサイトメトリー実験では、長年にわたり国際的に広く使用されてきた「伝統的クローン(ゴールドスタンダードクローン)」が多数存在します(例:OKT3等)。プロテインテックでは、これらのクローンをFcZero™リコンビナント抗体として再構築し、新たに提供する取り組みを進めています。伝統的クローンの可変領域をクローニングし、「FcZero™ IgG骨格」に融合したうえで、AccuBright™部位特異的標識技術を適用しています(左図)。従来型の伝統的クローン抗体は多くの論文で引用され、 各種マーカーに対する特異性が確立されています。これらの抗体クローンをFcZero™フォーマットに置き換えることで、その信頼性と特異性を維持したまま、Fc受容体への非特異的結合を排除し、バックグラウンドのない明瞭なデータを得ることができます。実験の再現性と操作の効率性を両立し、より安心して確かなデータ取得を可能にします。

プロテインテック独自の「Uni-rAb™クローン」も幅広く展開

FcZero™抗体に採用されているクローンの多くは、プロテインテック独自のリコンビナント抗体シリーズ『Uni-rAb™(ユニ・ラブ)』を基盤として開発されたものです。これらの抗体は、以下の特長を備えています。

  • 優れた特異性と高い親和性
  • ハイスループットかつ安定した生産体制
  • ロット間差を最小限に抑えた卓越した一貫性(右図)
  • 高純度のリコンビナント抗体
  • キャリアフリー(保存剤等非含有)フォーマットでの提供が可能
Western blot analysis of various cell lysates using three separate batches of Uni-rAb™ Beta Actin Recombinant Antibody (81115-1-RR).

製造ロットが異なるUni-rAb™ βアクチン組換え抗体(カタログ番号:81115-1-RR)を使用した様々な細胞ライセートのウェスタンブロット解析(製造ロット:Batch1~3)。各ロット間で一致したバンドパターンが確認されており、Uni-rAb™抗体の高い再現性と一貫した性能を示しています。