ライフサイエンス研究の効率化を支援する新機能「3Dエピトープビューワー」追加のお知らせ

タンパク質の立体構造と照らし合わせて抗体の結合部位を確認できるようになりました。

プレスリリース(BUSINESS WIRE)—米国イリノイ州ローズモント、2025年3月7日

「抗体とライフサイエンスソリューションのベンチマーク」—Proteintech Group, Inc.(本社:米国イリノイ州ローズモント、以下「プロテインテック」)は、モノクローナル一次抗体製品のエピトープ(抗体結合部位)に関する詳細情報を確認できる新機能を自社のウェブサイト(ptglab.co.jp)に追加しました。この度新たに導入された3D Epitope Mapping(以下「3Dエピトープ」)情報によって、基礎研究から創薬に至るまで、実験に最適な抗体をより効率的に選択できるようになります。

 

プロテインテックのエピトープマッピング技術は、ペプチドスキャニング法やファージディスプレイ法等の研究技術を活用した、ターゲットタンパク質上のエピトープ部位を正確にマッピングするための新たなソリューションです。公開されているタンパク質データやAIモデリングに基づき、マッピングしたエピトープ情報をインタラクティブな三次元モデルとして表示し、抗体の結合部位を一目で把握できるようになりました。この新機能により、従来よりも正確かつ迅速に、適切な抗体を選択できるようになります。

プロテインテックは、この3Dエピトープ機能に加え、ホームページの検索結果画面での免疫原に関する情報の表示方法を刷新しました。ホームページの検索窓よりお探しのターゲット名を入力して抗体を検索すると、検索結果上部にターゲットタンパク質の全長領域が表示され、抗体の免疫原領域に基づいて、より簡単に絞り込み検索ができるようになりました。

3D epitopeviewer

 

プロテインテックのCEOであるJason Li博士は次のように述べています。
「私たちは、ライフサイエンス研究に貢献する高度な製品情報を提供する業界初の抗体サプライヤーとして、この新たな取り組みをいち早く発表できることを嬉しく思います。一連の抗体製品を開発から製造まで一貫して自社で管理している当社だからこそ、研究者の皆様に価値あるデータをお届けできると考えています。今後、すべての製品を対象にし、エピトープマッピングを進めていく予定です。3Dエピトープ情報をより多く提供することで、研究者が最適な抗体を最短距離で見つけられる時代が始まります。プロテインテックは、科学の発展と未来のために尽力する研究者の皆様に必要とされる様々なツールやサポートを提供し続けます」

Proteintech(プロテインテック)について

2001年設立のProteintech Group, Inc.(プロテインテックグループ、本社:米国イリノイ州ローズモント)は、抗体、タンパク質、VHH試薬(別名:Nanobody®)、および免疫アッセイ製品を手掛けるリーディングカンパニーです。自社製造体制のもと、ヒトタンパク質全体の3分の2のターゲットを網羅する独自の製品群を製造および販売しています。一連の抗体、組換えタンパク質、免疫アッセイ製品は、これまでに様々な研究分野の論文で30万回以上引用されています。近年ではヒト細胞発現システムを用いた高い生物学的活性を示すサイトカインと増殖因子を『HumanKine®(ヒューマンカイン)』製品として展開しています。プロテインテックは、ISO 13485およびISO 9001の認証を取得し、HumanKine®シリーズのサイトカインや増殖因子、その他の組換えタンパク質をcGMPグレード製品としても提供しています。

本件に関するお問い合わせ先:

Katie Bellows(米国本社の担当者)

katie@ptglab.com

+1 312-455-8498