特集 : 細胞骨格マーカー

細胞骨格のマーカー抗体を紹介

細胞骨格のマーカー抗体を紹介

背景

細胞骨格(cytoskeleton)は、細胞を支持して安定化させる三次元ネットワークです。すべての細胞は、たとえバクテリア(細菌)でさえ、細胞骨格を持ちます。細胞骨格は、細胞の形状とその機械的特性に関与します。細胞運動、細胞分裂、細胞内輸送、細胞シグナル伝達等、多くの動的な細胞プロセスが細胞骨格と連動します。そのため、細胞骨格は、いくつかの細胞質タンパク質や細胞小器官と相互作用して機能します。細胞骨格ネットワークは、フィラメントと呼ばれる3つの異なるタンパク質構造:微小管、マイクロフィラメント(アクチンフィラメント)、中間径フィラメントから構成されます。これらのタンパク質は、相互に依存して異なる機能を果たす独自のネットワークを細胞内に形成します。

細胞骨格の主な機能
構造の支持
細胞輸送
機械的刺激の変換
いくつかの疾患への関連
細胞内シグナル伝達

3種類の細胞骨格タンパク質のイラスト図

よく使われるプロテインテックの細胞骨格マーカー

抗体名 カタログ番号 抗体タイプ
ACTA2/alpha smooth muscle actin 23081-1-AP ウサギポリクローナル
alpha Tubulin 11224-1-AP ウサギポリクローナル
beta Actin 20536-1-AP ウサギポリクローナル
beta Actin 60008-1-IG マウスモノクローナル
beta Tubulin 10068-1-AP ウサギポリクローナル
Cofilin 10960-1-AP ウサギポリクローナル
Cytokeratin 17 specific 17516-1-AP ウサギポリクローナル
Desmin 60226-1-IG マウスモノクローナル
GFAP 60190-1-IG マウスモノクローナル
Palladin 10853-1-AP ウサギポリクローナル
Vimentin 10366-1-AP ウサギポリクローナル

アクチンフィラメントマーカー

アクチンは、すべての真核細胞で豊富に存在するタンパク質です。球状アクチン(G-アクチン)モノマーは、重合してアクチンフィラメント(F-アクチン)を形成し、長くて細い繊維状の形態を示します。これらの繊維は、約5~9nmの直径を持ち、全ての細胞骨格繊維のうち最も薄い繊維を形成します。そのため、マイクロフィラメントとも呼ばれます。アクチンフィラメントは、非常に柔軟性があり、らせん構造を示します。

アクチンフィラメントは細胞質膜に近い位置にバンドを形成し、いくつかのアクチン結合タンパク質によって独自のネットワークを形成します。細胞の形状や細胞動態に関連する多くの細胞プロセスは、アクチンフィラメントに依存します。アクチンフィラメントは、細胞の機械的強度を担い、細胞質と膜貫通タンパク質を連結します。

関連製品

抗体名 カタログ番号 抗体タイプ
ACTN4 10996-1-AP ウサギポリクローナル
ACTR10 20101-1-AP ウサギポリクローナル
ARP2
10922-1-AP
ウサギポリクローナル
ARP3 13822-1-AP ウサギポリクローナル
ARP5 21505-1-AP ウサギポリクローナル
CAPG-Specific 19535-1-AP ウサギポリクローナル
CAPZA1 11806-1-AP ウサギポリクローナル
CORO1A 17760-1-AP ウサギポリクローナル
CORO1C 14749-1-AP ウサギポリクローナル
DBNL 13025-1-AP ウサギポリクローナル
Fascin 14384-1-AP ウサギポリクローナル

中間径フィラメントマーカー

中間径フィラメントは、異なるタンパク質のポリマーであり、細胞の状況によって構成するタンパク質は異なります。したがって、中間径フィラメントは、アクチンフィラメントや微小管のように明確な構造は規定されていません。組成にかかわらず、中間径フィラメントは約10nmの直径を持ちます。これらのフィラメントは、微小管やアクチンフィラメントよりも柔軟性が低く動的ではありません。

関連製品

抗体名 カタログ番号 抗体タイプ
NF-H 21471-1-AP ウサギポリクローナル
NF-L 60189-1-IG マウスモノクローナル
NF-M-Specific 20664-1-AP ウサギポリクローナル

ニューロフィラメントタンパク質は、中間径フィラメントファミリーに属します。ニューロフィラメントは、ニューロンに特異的に見出される10nmの中間径フィラメントです。それらはニューロンの細胞骨格の主成分であり、正常な軸索径方向成長を支持します。ニューロンフィラメントは、通常、ニューロフィラメントの維持に関与するL、M、Hの3つの中間径フィラメントタンパク質を含みます。

微小管マーカー

微小管は、細胞骨格で最も堅固な部分を形成し、細胞小器官やタンパク質の細胞内移動を担います。微小管は直径20nmであり、アルファチューブリンとベータチューブリンサブユニットから構成されます。微小管の形成は、温度と利用可能なチューブリンに依存します。微小管関連タンパク質(MAP: Microtubule-associated protein)は、細胞内の微小管の動態を調節します。

関連製品

抗体名 カタログ番号 抗体タイプ
66200-1-IG マウスモノクローナル
TBCB 15782-1-AP ウサギポリクローナル
TUBGCP3 15719-1-AP ウサギポリクローナル
TUBGCP4 17088-1-AP ウサギポリクローナル
TUBGCP5 14620-1-AP ウサギポリクローナル
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Posted:
15 August, 2018

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