タグ抗体&ローディングコントロール抗体

内在性コントロールとして用いられるタンパク質は、研究の中心的な役割を常に果たすわけではありませんが、ウェスタンブロット等の結果を適切に解釈するために必要とされ、有意義な研究を遂行するには不可欠な存在です。

コントロールタンパク質やタグ融合タンパク質の検出は、目的タンパク質の発現量を標準化するための指標になります。目的タンパク質量が変化した際に、その増減が実験的処理を反映していることを確認し、ウェスタンブロット手順の操作ミスやエラーがないことを確実にするために利用されます。 プロテインテックでは、GAPDH、チューブリン、アクチン等の汎用的な抗体を一律価格¥36,000で販売しています。

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以下の表は、ローディングコントロール抗体を購入する際の目安となるコントロールタンパク質の分子量です。研究対象のタンパク質と異なる分子量のコントロールを選択してください。

 
全細胞/細胞質 ミトコンドリア 血清
コントロール 分子量(kDa) コントロール 分子量(kDa) コントロール 分子量(kDa) コントロール 分子量(kDa)
Vinculin 117                         
       Transferrin 77
Lamin B1 66                     
HDAC1 65
α-tubulin 52       
β-tubulin 50
β-actin 42
GAPDH 36 TBP (rodent) 33-36
         PCNA 36 VDAC1/Porin 36
TBP (human) 37-43   
   COXIV 19
Histone H3 16   

プロテインテックは、遺伝子工学的にエピトープタグを融合したタンパク質の同定、免疫沈降、精製に利用できる各種タグ抗体を提供しています。